地方に必要なベンチャーを生む確度について


昨日お邪魔した行政機関での協議内容が非常に有意義だったのでシェア。

昨今のベンチャー創出は、①気運高めイベント→②アクセラレーション(ベンチャービジネスのブラッシュアップ)→③ピッチ大会→④VCによる投資検討、というのが一般的な流れとなっていますが、地方でそれを行う場合に決定的に抜け落ちている点があります。

それは、以下のような点です。

1,地方からベンチャービジネスを検討する方にとって、ビジネスを発表することが最初のアウトプットだとハードルが高過ぎる


①でピッチを求め、②でより良いピッチを求め、③でもっと良いピッチを求め、④で最高のピッチを求める。

ベンチャー創出に優しさが必要という話ではないです。地方においては、この一般的なプロセスではベンチャー候補を消耗し過ぎるし、創出確度が上がらないという事です。

無論、ベンチャーはチームの質、事業計画、プロダクト、資本政策の評価を受けた上で外部資本を有効活用し、最短で成長を目指す企業体であり、それを遂行出来るチームをリスクマネーを投下する組織が効率的に見つけることを求めるのは至極当然だと思います。しかしながら、大都市圏のように全方位のリソースへのアクセスが無い地方からのベンチャー創出の確度を上げようと思えば、アウトプットの細分化が必要だと思うわけです。創業前からビジネスモデルをプレゼンするまでのアウトプット内容を細分化した方が圧倒的にベンチャー創出の確度は上がるはずです。


2,自身にとってベンチャービジネスが正しい選択なのかどうか判断するプロセスが無い

これは多くのプログラムに送り込む側の責任も大きいと思いますが、ちょっとカタカナで書かれているくらいの企業種ですので、海外のサイトから”ベンチャービジネスの定義”を引用してみます。

https://articles.bplans.com/whats-difference-small-business-venture-startup/

 

要約すると、

・大きなマーケットがあること(大きな経済的リターンが計画出来ること)

・外部資本を利用して最短の成長を計画すること、またその成長の過程で外部資本注入者から資本以外の支援も受けること

・出口戦略を計画すること

なので、この引用文中でも明確に問われています。

・あなたは最短での成長を達成するために死ぬ気で働きたいですか?
・あなたの商品、サービスは大きなマーケットがありますか?
・外部からの意見を許容出来ますか?

 

勿論、外部資本を入れなければ、成長に関しては自由度が増します。マーケットに関しても、大きなマーケットが仮に存在していても、地元に特化するのも自由です。大都市圏のベンチャーが大手のVCから資金調達した上で小さなマーケットを相手にする確率も極めて低いですし。

ただ、この一般的なベンチャーに関する定義を参加するプログラムの中で理解した上で、どの方向性を目指すべきなのかを選択する自由があって良いのではないかという話です。また、この問いを投げかけるプロセスが各地のベンチャー創出の動きの中にあって然るべきだと思います。残念ながら、このプロセスって存在するようで、実は現在の地方におけるベンチャー創出の動きには欠けている場合がほとんどです。

だからこそ、塾を事業化&サービス化して、もっと多くの方々に届けたいんですけどね。多様なベンチャービジネスを多様な視点で受け入れる世の中が日本にも創りたいと想う毎日です。

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