ゼロイチのブレまとめ

 

経洗塾を通じて多くの経験をしてきた事をベースに、ゼロイチ事業推進がブレるタイミングをまとめてみました。

ブレる要素を知ることで、自身の現状をより正確に理解する一助になるかもと思いましたので。

①立ち上げ前〜初期の段階でパラメーターの分母係数に関する徹底的なマーケット情報収集が行われていなかった

②商品、サービスリリース後に対外的に過剰にもてはやされることで、リアルな組織力、チーム力が見えなくなり、なぜ事業成長が進まないのかをビジネスモデルのせいにしてしまう→パラメーター分母係数への自信を失う

③ゼロイチ事業を通じて事業開始前よりも圧倒的に人脈が拡充すると、壁打ち相手が事業推進のプロセスで増加し、多くの多様なアドバイスを受ける中で初期のパラメーター分母係数に対する意欲を失ってしまう

④そもそも事業スタート時の大義が他者から与えられたものだったことに、事業リリース後に気付く


⑤事業リリース初期のチームメンバーが強引に集められ過ぎて、初期のマイルストーン達成前にチームの不和による事業に対する猜疑心が生まれる→井の中の蛙チーム作りに陥ってしまう

⑥ゼロイチでの直接金融利用時に、調達するためのVCもしくはエンジェルの意向を受け入れる

⑦直接、間接金融に対する理解を深めず事業リリースしてしまい、事業開始初期から両方の要素を取り入れようとリソース集中が分散してしまう

ゼロイチを立ち上げるタイミングでは、運の連鎖、成果の連鎖、人脈の連鎖等、数珠つなぎで多くのことが五月雨式に発生します。

そんな状況が発生するからこそ、事業開始前に自身の事業に対する大義やそれを具現化できる事業の根幹に位置する成長分母の係数を徹底的に把握し、事業開始後も常にそこに対するブレがないかを精査することが大切なんだろうなと思います。

f:id:Keisen-Institute:20190409112653j:plain